校門配布はやりません!
最近、学校のまわりにあやしい大人たちが連日うろついているらしいですね(笑)。
「また塾がチラシ配ってましたよ!」ってよく聞きます。
校門配布というやつです。
私もこれまでの塾で、校門配布はさんざやらされてきましたが。
校門配布だけは絶対にやらない!と心に決めています。
そもそもうちみたいなワンオペ塾は、時間も資金力もありませんし。
確かに校門配布って、新聞折込やポスティングと違って、確実に生徒さんたちにチラシを渡せるので、営業面から考えると費用対効果は抜群なんです。
ですが今まで何度もお話していますが、こういうのって塾生は誰も得しないんですよ。
「うちの学校でチラシを配ってくれるんですか、ありがとうございます!」なんて言われたことはただの一度もありません(笑)。
もちろん時間的・体力的・金銭的にやれない(やりたくない)という理由もあるのですが。
もう一つ、超重要な理由があるんです。
それは「危険を伴う」ということ。
1つ、忘れられない出来事があります。
とある高校での校門配布をしていたとき、ほとんどの生徒さんたちは自転車で登校しておりました。
まあ高校でチラシなんて配っても、ほとんどの生徒さんたちはもらってくれませんよ。
そんな中、自転車に乗った一人の子が手を差し出してくれたので、チラシを渡しました。
その直後、その子はバランスを崩して転倒してしまったのです。
幸い大したことはなかったみたいで、すぐに自転車を持ち上げて学校に向かって行きました。
そのとき思いました。
「私がチラシを渡さなければ、転倒することもなかったのに」と。
以前、同僚の先生から、校門配布がきっかけで車との接触事故があり、ニュースになったことがあるという話を聞いたことがあります。
基本的に校門配布は学校の外で行うので、言わば公共の道で配っていくわけです。
一般の方からすればハッキリ言って迷惑行為ですよね。
学校からすれば、やめて欲しいと思っているのが正直なところでしょう。
民間とはいえ教育業を担っている者が、子どもたちを危険な目に合わすことなんて、絶対にあってはならないこと。
なので私はやりません!
「学習塾校門配布禁止法」なる法律を作ってほしいとさえ思っています。