「思考」と「トレーニング」
先日のブログで、「考えること」についてお話しました。
もちろん勉強においても考えること、つまり「思考」は最も重要視すべきことです。
すぐに分からない、という子には「もっとよく考えて!」と突き放すようにしています。
分からない問題であっても、「よく考えずに答えを聞く」のと「しっかり考えた上で答えを聞く」のでは理解度が違います。
もちろん後者の方が学習効果は上です。
よく考えずに答えを聞いても、同じ問題が出てきたらまた同じ質問をすることになるでしょう。
ですが「思考」するだけではテストの点数は伸びません。
90分間、ずっと考え続けるのはきついし、無理でしょう。
私もできません。
変に悟りを開かれても困りますからね(笑)。
問題を解きまくる・暗記に努める、つまり「トレーニング」も大切というわけです。
計算問題や漢字・英単語などの暗記はその最たる例です。
計算1問にずーっとにらめっこしていても大した学習効果は得られない。
解き方を早く修得し、あとはどんどん解いて、見直しもどんどん行っていく。
英単語もどんどん覚えて、それを何度も繰り返すんです。
なので成績を上げるコツは、「思考」と「トレーニング」の両方を行うこと!
どちらも欠けてはなりません。
どんどん問題を解かせるだけの「トレーニング」に特化した塾があったり、
最近では「思考」だけさせる塾もあったりします。
ですがどちらかに偏りすぎるとなかなか成績って伸びないんですね。
「思考」と「トレーニング」のバランスを常に心掛けて指導しています。
どういったバランスにするかは生徒さん一人ひとりによって異なります。
その見極めが指導者の腕にかかってくると心得ております。