大学受験と高校受験の違い
久々に大学受験についてのお話を。
高校受験との違いについてはいろいろとあるのですが、今回は短期間の準備では全く歯が立たないというお話(英語についてです)。
例えば高校入試ですと、部活引退から本格的に受験勉強を始める生徒さんが大半でしょう。
塾で夏期講習をみっちり受講。
ですがあんなに夏休み頑張ったのに、思うように成績が伸びない。
それは夏期講習では単語や文法など、基礎の勉強で精一杯だからなんです。
ですので9月以降から長文問題を中心に、大量に入試レベルの問題練習をこなしていく。
すると11月、12月くらいから入試レベルの長文が読めるようになってきて、英語の成績が底上げされてきます。
うちの塾生さんたちも経験できましたよね。
ですが大学受験ではそうはいかない。
早期の段階から学習量を確保しないと、夏からでは間に合わないんです(こちらもブログもチェック!→『大学受験合格に向けてどのくらい勉強すればよいのか!?』。
以前担当していた高校生の生徒さんのお話。
英語が大の苦手にも関わらず、高1・2年生で全く努力していませんでした。
こちらから何度も声をかけたり課題を出しても、「学校の課題が~」、「部活が~」など言い訳をして逃げていたんです。
高3の6月・7月くらいからようやく少しずつ意識しだして、勉強を始めたという感じだったのですが。
結果は第1志望校不合格。
自分の偏差値よりも10以上高い大学だったので、そりゃ無理だって話ですよ。
何とか第3志望には合格したんですけどね。
夏は受験の天王山と言いますが、それまでにできる努力を積み重ねてからこその夏なんです。
高校受験のイメージのままでは、大学受験では通用しないですよ!
もちろん教師の教え方も大事なんですが、それ以上に生徒さんの努力が絶対的必要不可欠です。
高1生であれば、早めに英単語ターゲット1200を修得し、学校の進度に関わらず基礎レベルの文法を一通り終わらせる。
言葉でいうのは簡単ですが、なかなか難しいことですよ。
学校生活で忙しいのは分かります。
ですが自分のできる努力を日々確実に実行していける生徒さんが大学受験合格を勝ち取れるのです。
志望校を早めに決めるのも大事。
志望校と自分の学力とで、どのくらいの差があるのかを明確にしておきましょう。
なので進路を考えるのも本当に大切なこと。
もうすぐ11月です。
時間は刻々と過ぎ去っていくことを忘れないようにしましょうね!
思い立ったが吉日です。