高校継続について思うこと
先日のブログ(「前期選抜を終えて」)にて、「合格=卒塾」というお話をしました。今日はその話を。
塾業界でいう高校継続とは、中3の塾生が高校生になっても塾を継続して通塾してもらうという意味です。
せっかく自塾を選んできてもらった大切な生徒さんですから、できればこのまま継続して通塾してもらいたいというのは当然あるでしょう。
私もいろいろな塾で経験してきましたが、この高校継続に躍起になっている塾はかなり多いです。
ではなぜ当塾は「合格=卒塾」としているか?ということですが…。
まず一つ目の理由が、後期試験に向けて頑張っている生徒さんに影響を及ぼしたくないということです。
「受験終わったー!」とさすがに煽ってくる生徒さんはいないと思いますが(そう信じています笑)、それでも後期試験を前にピリピリしている受験生への影響は少なからずあると思います。
もしすぐにでも高校に向けての勉強をしたいという生徒さんがいれば、時間帯をずらしてきて欲しいと思います。
あともう一つは、高校生コースは本当にやる気がある生徒さんだけに来てほしいということです。
高校の勉強や大学受験の勉強は、小中学校以上の大変さがあります。
その中で好成績を取りたい、大学受験で合格したいというのは並大抵のことではありません。
誰かに言われて仕方なく通うというようなテンションでは、成功はしづらいでしょうし、正直なところ私も熱をもって指導できません。
そもそももう高校生なのですから、いろいろな部分で「自分で決める」という行為を大事にしていって欲しいんです。
もちろん目標を持って頑張りたい、そのためにウィルプラスを選んでくれましたら、私も全力でサポートをしていくという気持ちでおります。
ちなみに先日、中3生の保護者様宛に高校継続に関しての書面を送付させていただきました。
その文面の中にも書かせていただきました。
「卒塾後の継続に関しては、私の方からは高校生コースへのお誘いをすることはいたしません」と。
全ては生徒さんたちの自主性に委ねます!
せっかく出会えた生徒さんとお別れするのは悲しいですし、中3生が卒塾するということは生徒数も減るので、経営的には痛手となりますよ。
ですがここのポリシーだけは曲げられませんので。
そんな話を同じ仕事をしている方にしたら、「〇〇先生は攻めていますねー」と驚かれてしまいました(笑)。
確かにそうかもしれませんが、これが本来の形ではないかなと思っています。
まあ考え方は人それぞれなので、あくまで個人的な意見であるということだけ、付け加えておきますね。