本当のライバルとは?

昨日、小学校6年生の国語の授業で読んだ説明文にこんなものがありました(一部抜粋)。

 

 他人と競争すること自体が、破壊的な発想であると考えざるをえません。…(省略)。では、競争することは全くよくないことかというと、そうではないのです。実はみなさんに必要な、ただ一つの競争があるのです。それは、「人に勝つより己に勝て」ということです。

 

小学生にもこんな文章を読ませるんだ、内心思っていましたが(゚д゚)!。

端的に言うと、本当の競争相手は自分自身だということですね。

人間って自分にないものをどこまでも求めるという、欲求が非常に高い生き物です。

「あの子のように勉強できるようになりたい、運動できるようになりたい、イケメンになりたい…」。

それが大人になって発展すると、「あの人のようにお金持ちになりたい」、「タワマンに住みたい」、「もっと幸せになりたい」…と。

人間は欲望の塊ですからね。私もヒジョ~に分かります(笑)。

ですがこの説明文を読んで、本当に大事なことは、過去の自分を超えていくことだと改めて気づかされました。

そもそも生き物にはそれぞれ個性があります。

得手不得手は誰にでもあるもの。

本来はそんな自分をもっと成長させていくことが大事であり、それが人生の面白さなのかもしれません。

「昨日より1つ多くのことを学べた」「いつもより長い時間勉強に集中できた」、こんな小さなことでも自分の成長なのです。

昨日の授業でこんな場面がありました。

明後日、中間テスト対策の一環である、「真剣自習」があるんですけどね。

恒例の13:00~18:00の5時間、一言も声を発することのできない、過酷な自習です。

最近入塾した生徒さんが「えっ、自分も参加したほうがいいんですか?」と明らかにビビっていたのが伝わってきたのですが(笑)、私は言いました。

こんなに勉強したことなんてないでしょ?やってみれば何より達成感が得られるよ」と。

最終的には参加することになったんですけどね。

今までやったことのない経験をすることだけでも、過去の自分を超えたことになります。

ただ入試に向けての話になると、「周りの人たちを超えないと偏差値は上がらないよ!」と発破をかけなくてはなりません。

これが入試の現状ですからね。「自分にも勝つ+他人にも勝つ」、両方必要なことが世の中たくさんあります。

ですが冒頭でも話したように、本来のライバルは自分自身だと私も思います。

昨日より今日、今日より明日です。

そんな意識をもって日々を過ごすことで、入試で戦える力、そして社会に出ても十分生きていける力が備わってくるように感じます。

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