我未熟者!
突然ですが、そして大分古い話にはなるのですが、2013年4月に放送されたNHK『プロフェッショナル仕事の流儀』、メートル・ドテル、宮崎辰さんの放送回がとても好きです。
もう20回くらい見ているかと思いますが、今週また久々に見てしまいました。
2013年当時、宮崎さんは東京・恵比寿の三ツ星レストラン「ジョエルロブション」のメートル・ドテルとして働いておりました。
メートル・ドテルとは、レストランのサービスマン。
一言でサービスマンといっても、宮崎さんの場合はレストランの司令塔として、「ここまでするのか!?」と驚いてしまうくらい、お客さんたちの細部にまで気を配ったサービスを実践している方です。
例えば事前情報で、当日のお客さんのアレルギー情報をすべて頭に入れてサービスをする、お客さんの帰りの電車時間を想定してディナーの時間を決めていくなど。
またお客さんのさりげない反応に対して敏感になることも大切だそうです。例えば客がほんの少しのため息をついたとき、それは満腹の合図だと察知して、次からの料理の量を調整していくのだそうです。出された料理は食べ残したくないのが人の心理だそうなので。
来てもらった人に100%以上の満足感を得て欲しい。まさにホスピタリティそのものです。
畑違いではありますが、私も本当に勉強になるなぁと思って毎回録画を見ています。
プロフェッショナルって最後にスガシカオのテーマソングが流れながら、お決まりの締めがあるんですよね。
「プロフェッショナルとは、」
それに対して宮崎さんの答え。
「目標とか夢とかを達成するために身も心も削って、過去を顧みずに常に前進するような人。自分ができるんだと思ったら、それはプロフェッショナルとやめる時だと思います」。
特に最後のフレーズが好きです。
自分は完璧だ!と思ってしまってはいけないということですよね。
そう思ってしまった時点で、自分の成長は止まってしまうわけです。
うまくいったことは自信につなげて良いと思いますが、もう完璧だということは人間ありません。
常に向上心を持って努力をし続けることが、成長につながっていくのだと、この放送を見るたびに感じます。
このブログを見ていただいている方ならお気づきかと思いますが、私、大のプロレスファンです(笑)。
新日本プロレスのレスラー、鷹木信悟選手は試合前にこう唱えてからリングインするのだそうです。
「我未熟者」
自分は完璧だ!なんて自信満々で試合に臨んだら足元をすくわれてしまう。常に自分はまだまだだと思って、謙虚な姿勢を大切にしているのだと思います。
そう、何事も謙虚であること。大事なことですよね。
私も日々勉強、常に向上心、この心は忘れずに仕事を続けていきたいと思っています。