小学校内容の重要性
昨日のブログで小学生と対象とした9月キャンペーンのお話をしましたが、今日は小学校での学習内容の重要について詳しくお話をしていきたいと思います。
この夏、中1生~中3生を指導していた中で、様々な問題でつまづきが見られました。それはいいんです。だからこそ塾に通われているのですから。いろいろな間違いや分からない問題に対処している中で、本当に痛感させられたことがありました。
「この問題、小学校内容ができていれば解けるのにな!」と。
当然のことながら、小学校の学習が土台となって中学校の学習があるわけです。ですので仮に中学の内容を理解していても小学校の勉強が分かっていないとできない問題って数えきれないほど存在しています。
例を挙げますと、中1の「文字と式」という単元で、文章を読んで立式するという問題があるのですが、「速さ」・「割合」に関する問題が出てきます。
「速さ」・「割合」とはご存じの通り、小学校で習う内容なんですね。
ところがこの2つ、考え方がかなり難しい。しっかり理解できないまま放置してしまっている生徒さんは少なくないかと思います。
そうなると文字についての考え方は理解できていても、速さや割合が関わってくると、急にできなくなってしまうのです。
ちなみに「速さ」・「割合」に関しては中1の一次方程式の文章問題でも出てきますし、比例・反比例の問題でも出てきますし、中2の連立方程式の文章問題でも出てきますし、一次関数でも出てきますし、中3の2次方程式の文章問題でも出てきますし、2次関数の応用問題でも出てきますし…。
この例を見ても小学校の内容がいかに重要かが分かるかと思います。
もう一つ例を挙げますと、中2理科で習う天気の「飽和水蒸気量」という単元では湿度を求める問題が出てきます。これは%を求める問題、すなわち百分率・割合の考え方です。中3理科の「物体の運動」という単元では物体が動く速さを求める問題が出てきます。
このように小学校内容1教科1単元の内容が中学校の他教科にも大きく影響を及ぼすということになるわけです。
今のはほんの1例です。このような例は星の数ほどあります。
ですので「小学校のうちはまだ勉強はいいや」と考えは非常に危険ということです。塾側の立場から申し上げますと、なるべく早い学年のうちから通っていただいた方が、学習の基礎を構築しやすいです。また苦手な単元をその都度ピックアップできるので、夏期講習や冬期講習などを活用すれば克服できる可能性がグッと高まります。
それともう一つ、「小学生のうちから中学に向けた英語学習」。何度もお話していますが、それほど重要事項ということです。
ウィルプラスでは小学生にも力を入れて指導しておりますので、興味のある方はぜひお問い合わせください。