寄り添うとは?
夏期講習が終わり、通常運転に戻って数日。
授業は夕方の時間からなので、何も用事がなければ昼間の時間はIt's my time!なわけです。
夏期講習はほぼオールで授業だったわけですから、事務作業などはスキマ時間や休日にこなしていった感じでした。
それと自分の勉強。
授業の予習や教材作りは業務上やらなければならない(自分でやると決めた)ことだったので、自分の本当にやりたい勉強はここ2カ月間放置しておりました。
これはいかん!
ですのでそろそろリスタートします!
Twitter(X)で他の先生方のツイートを拝見していると、「夏期講習中も自分の勉強を3時間やり抜く!」なんて強者もいらっしゃったわけで。
私なんて全然まだまだだなぁと痛感してしました。
さて突然ですが、学習塾業界でよく使われる「寄り添う」というワード。
私もこれまで勤めてきた学習塾で、ことあるごとに「生徒に寄り添え!」と耳にたこができるくらい言われてきました。
そのたびに「寄り添う」って何?と疑問に思うことが多々ありました。
生徒に寄り添うって常に生徒の横にいて、分からない問題について教え、成績が上がるまでとことん付き合うようなことだと、そのときは認識していたのですが。
もちろん大事なことだと思います(ちょっと?もありますが)。
ですがそうすることが本当に寄り添うことなのか?という疑問。
時には生徒を突き放して、自分で考えさせ、自分でこれからどうしていくのか考えさせるのも大事なことです。
いつも隣で優しく教えることだけが寄り添うことじゃない!
最近よく思うのですが、寄り添うとは私自身が生徒の立場になってみるということなんじゃないかなと。
よく受験生に毎日〇時間勉強しなさい!と言いますが、例えば1時間集中して勉強するだけでも、かなり大変なことですし、疲れます。
実際やってみればよく分かると思います。
それが理解できていない状態で生徒に学習時間を簡単に要求することはあまりにも無責任なことです。
特に中高生は日々の学校生活が終わってから部活やほかの習い事などをこなして家に帰れば、そりゃ肉体的・精神的にも疲れ切っています。
それにプラスして勉強時間を加えることは、非常にきついはずです。
そのことを本当に理解するためには、指導者自身も勉強しなければ本当の意味での生徒側に立てないと思うんです。
勉強の大変さ・難しさを私自身も常に体感する、こうすることでよりよいアドバイスができるのではないかと考えるようになりました。
生徒が勉強している横で、保護者の方も資格取得を目指して一緒に勉強するなんて話を聞いたことがありますが、これぞまさに至高の寄り添う形なのではないでしょうか。
なかなかできることではありません。
私はこの仕事をしている上で、勉強することは当然の義務のようなものですが、少しでも生徒の立場に立って物事を考えられるように、自分の勉強をリスタートをしていきます。
生徒さんたちの頑張りに負けてられないですからね!