勉強はすぐにわかるものではありません!

今日は少し苦言を。

最近、いやここしばらく授業をしていてかなり私の中で感じていることがあります。いやむしろこれまでたくさんの生徒さん達と授業をしていて感じていたことでもありました。

質問のレベルが低いなぁ」と。

分からないことに対して質問する。その行為は素晴らしいことです。少なくとも「適当でいいや」といういい加減な気持ちで勉強に向かっていない証拠なので。

質問と一言で言っても、いろいろあるんですね。単純に分けて良い質問・悪い質問。

「いくら考えても分からない。教科書を読んだり解説を読んだりもしたのですが、よく分からないので教えてください」。これはレベルの高い質問ですね。

まずは自分でよく考えてみる。この作業をするとしないとで、分かったときの理解度が全然違います。

自分でしっかり考えた上での質問は、解き方が分かった瞬間に、「あっ、そうなんだ!」と感動にも似た感覚を得られると思うんです。当然理解度も高くなる。

一方、問題を見てすぐに答えを聞いてくる質問は、レベルが低い質問と言わざるを得ません。たいして考えもせずに答えが欲しい。まるでその場しのぎの付け焼刃のようなものです。そういった生徒さんの特長は、いずれまた同じ問題でつまずき、同じ質問をするということ。残念ながらそれでは全く力がつきません。

また「この英単語を意味を教えてください」のような質問も良くない。自分で調べれば解決するものですからね。きちんと自分で調べるからこそ、覚えも良くなります。

大事なのは、「分かるためにはそれなりの苦労をしなければならない」ということです。

中学生は動画授業を視聴してもらうことが多いですが、1回だけ見ても分からないような学習内容もたくさんあります。そういった場合はすぐに私に頼るのではなく、まず同じ動画を2回3回繰り返し見ること。理解の出来る余地はまだあるはずです。

以前にもお話しましたが、私だって難解な単元は動画を繰り返し見ます。さらに教科書や参考書を読んだりもして理解を深めます。そういった勉強をしていかないと、学習内容を自分のものにすることができないと思っています。

あとはとにかく自分で粘り強く考えることです。難しい問題にあたっても、いろいろと試行錯誤しながら思考する意識を持ちましょう。「自分で考える⇒学力が伸びる」なのですから。その後、質問をして解決できれば、大きな効果をもたらせてくれるはずです。

「考えろ考えろって、塾は何でも教えてくれるところではないの?」という反論があるかもしれません。ですが塾という場所は「勉強をできるようにするところ」のはずです。

もちろん何でも教えますが、できるようになるための教え方を常に考えています。

勉強ができるだけでなく、勉強法を身につけて欲しい。むしろこちらの方を重要視していかなければならないと思っています。

自分の勉強法を確立できた!実現できればこれほど将来役に立つ力はありませんからね!

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