依存は禁物!
個別指導塾ウィルプラスです。
当塾は個別指導塾です。
ですが一言で個別指導塾と言ってもいろいろなスタイルがあります。
ちなみに当塾のスタイルは「自立型」です。そのスタイルを採用したのにはれっきとした理由があります。
自立型とは簡単に言うと、「自分自身で理解し、自分自身で覚え、自分自身で問題を解く」ということ(私の中では)。そういった学習をしていかないと、学力は伸びていかない、というのが私の結論です。
「1から10まで全て教えてもらう」、「毎日の家庭学習で何をやるのか指示してもらう」など、一見すると丁寧で面倒見がよさそうな感じがします。
ですが何でもかんでも先生に教えてもらい、学習の管理もしてもらうと、「誰かに言われないと何もできない人間」、すなわち依存型になってしまう可能性があるわけです。
ここで1つ、私の中学校時代の同級生についてのお話をします。
その同級生はとある進学校に合格すべく、地域で有名な塾に通っていました。
その塾はとても勉強に厳しく、長時間の授業を受け、多くの課題を日々出されていたそうです。
どんな勉強をすればよいのか、全て塾が徹底的に面倒を見てくれて、分からないことも全て教えてもらっていたそうです。
勉強に関して、まさに1から10までどっぷり先生に浸かっていたという状況。
その甲斐があって、成績が上がり志望校にも見事合格できました。
ところが高校入学後、学校の成績はかなり悪い状態が続き、大学入試も失敗。2浪して何とか合格できた大学(第1志望でない)に行ったそうです。
なぜそんなことが起こってしまったのか。
「高校入学後、どうやって勉強したらよいのか分からなくなってしまった」ということだったそうなんです。
高校受験は塾に徹底的に管理されていたので、言われたことをやっていれば合格できた。しかし高校入学後は誰も管理してくれなくなってしまったようで、勉強に関して自分で何をどのようにやったらよいのか分からなくなってしまったそうなんです。
誰かに依存してしまうと、その人がいなくなってしまったら何もできなくなってしまうというエピソードです。
そして依存型のもう一つの欠点は、「何事にも極めて諦めが早いこと」。
誰かに教えてもらわないとできない=分からない問題はすぐに諦めてしまうという図式が成り立つわけです。
当然高校入試では、すぐにわかる問題ばかり出題されません。その場で考えて今まで学習してきたことをフルに生かして解かなければならない問題も出題されます(最近はこういった問題が多く出題されています)。
そういった入試ならでは問題には到底太刀打ちできなくなってしまうでしょう。
自分で何とかして解こうという「自力」を育成していかなければなりませんね。
以上、依存型はそういった危険性をはらんでいるわけです。
私自身も最近、生徒を指導している中で「教えすぎているなぁ」と反省しています。
問題を解くコンテンツは十分提供しているので、それを使って自分自身でどうアプローチしていけばよいか。
そんなところをしっかり考えていくスタイルを、ウィルプラスでは目指していきます。
自立型は成績が上がる方法であることは間違いありません!
↓これはスマホ依存症です(笑)。