たかが丸つけ、されど丸つけ
5月です。
GWに突入しましたね。
学校は今日、明日と通常ですが。
当塾も学校に併せて今日・明日は通常授業します。
GW期間に仕事をするのは、本当に久しぶりです。まあ来年はわかりませんけど。
今年と一緒にするか、毎日授業やっちゃうか、全休にするか。それはいろいろな状況を見て判断したいと思います。
さて、今日は丸つけについてお話いたします。
問題を解いたら丸つけをする、この作業は基本的に生徒さん自身にやってもらうのがうちの方針です。
たまに私が丸をつけたりしますが、かなり異例なことだと思ってください。
指導者が丸をつければ、さっと終わりますし、丁寧な指導だと感じるかもしれません。
ですが、当塾は自立型として、「生徒さんの勉強の機会を極力奪いたくない」というのがあります。
自分はどこが弱いところなのかを自身の目で確認してほしいですし、まずは自分で解説を読んで理解するという姿勢が成績アップの何よりの方法であると思っています。
ちなみに丸をつけた後は、私がチェックするようにしています。
さあ、今日はここからが本題です。
こちらから何も言わずとも、自分できちんと丸つけをして、解説を読んで理解する、そういった子は問題ありません。
問題あるのはそういったことができない生徒さん。
いくつかパターンがあるんですね。
①間違っているのに丸をしてしまう生徒さん。
まずは単純に間違っているケース。
中1の英語によくみられることですが、「a」と「o」に気づけなかったり、「b」と「d」の判別がつかなかったり。鏡文字というやつですね。
こういった生徒さんは、新しいことにとにかく慣れていくしかありません。
あとは丸つけがいい加減だというケースです。
×をつけて答えを書いてすぐに青丸を書く生徒さんが結構います。この地区の特徴なのでしょうか。
適当に流れ作業でやってしまうのは、「やればいいんでしょ!」という向上心のかけらもないと言わざるを得ません。厳しい言い方ですが。
「あぁ~この子は勉強への気持ちがないんだなぁ」と悲しくなってしまいます。
②全く解説を読まないケース。
以前こんな記事を書きました。(『必ずやってほしいこと』)。
とにかく問題を解きまくっているのですが、解説を読まずにただ問題を解いて丸をつけているだけ。
生成が上がらず悩んでいた生徒さんでしたが、そりゃそうです。
間違っていたところの解説ができていなかったわけですからね。
「なぜ間違っているのか、自分はどこでミスをするのか」をしっかり自己認識していかなければ成績は上がりません。
③まとめて一気に丸をつけるケース。
これはあまりお勧めしません。
4ページも5ページも問題を解いてから1ページ目に戻って丸をつけると、自分はどうやってこの問題を解いたんだっけ?と忘れてしまうことがあります。
ですのでこまめに丸をつけることを私は推奨しています。
かといって一問解いたらすぐ丸つけ、となると効率が悪いですから、「1ページ解いたら丸つけ」とよく言っています。
以上、3点についてお話しましたが、丸つけ1つとってみても、これだけ生徒さんの勉強への姿勢や勉強方法が分かるものなんです。
簡単に見逃してはいけない重要ポイントです。
生徒さんの勉強の様子を逐一確認して、最善のアドバイスを行うようにしています。